2015年07月09日
人は死ぬとき何を後悔するのか
人は死ぬとき何を後悔するのか
小野寺時夫(著)
宝島社
2013年10月24日 発行
2015年6月16日 点訳
本のタイトルから期待したものとは内容が異なったものです。
要するに末期癌の患者の本なのです。
人の死に際して如何に生きるかを教えてくれる本です。
私は、抗がん剤は仕様しないほうがよさそうだし、手術も早期出ない限りしないほうがよさそうだと感じました。
それよりも残された限りある時間を大切にしたほうがよさそうだと思いました。
いつものように少しメモを残しておきます。
第1巻
60歳代の高名な実業家が膵臓癌の手術の1週間後に死亡。
亡くなる二日前に「医者選びは大切だなあ」と。
食道がんの名医も膵臓癌の名医ではなかったのです。
また、50歳代の社長が食道がん専門の医者に食道がんの手術を受けたが、その医者は転移のことも再発の可能性のことも説明しなかった。
2年後再発してすぐに死亡。
その社長も質問しなかったと言うが、患者はわからないだろう。
抗がん剤の消費は日本が世界一。
抗がん剤は毒なのである。
第2巻
大腸がん手術後局所再発と肝臓転移の末期でも幸せという60代の女性。
抗がん剤を止めて痛みや苦しみから解放されたからです。
70代女性も大腸がん手術を拒んでホスピスで幸せに過ごしたそうです。
手術して苦しむより手術しないで穏やかに過ごすほうが幸せのような気がします。
でも、戦中戦後を苦労に苦労を重ねて生きてきて癌になり、死んでも死にきれない患者さんもたくさん居ます。
どの時代に生まれどの時代を生きるかによっても人間は幸福にも不幸にもなるのですね。
夫婦離婚もある一言、それを後悔する70代の癌患者の女性。
死に顔の恐ろしい癌患者は筆舌に尽くしがたい人生を過ごしてきたのでしょう。
いや、彼女の息子が仕事が忙しいと一度も病院に来なかったことを恨んだのかもしれません。
ある老人をアパートに住まわせて生活保護を受けさせ、その息子は贅沢な暮しをしながら見舞いは1日おきに10分だけ。
ちちおやの財産処分をしたのでしょう。
こういう実情を観ると親子関係で子供とはかくも冷たくよく深いものかと思います。
ギャンブルにおぼれた患者さんの末路は哀れですね。
死ぬ前に財産の譲渡はちゃんとしておくことが大事なようです。
遺産争いをしないように財産は使い果たしておいたほうがよさそうです。
それには癌手術はしないで財産を使い果たして楽しいことをしたほうが幸せでしょう。
また、男女間の問題も後々第問題になるようです。
死ぬときに妻からむごい仕打ちは受けたくないものですね。
退職金を使わないうちに癌になり入院。
綱や子供が使い、本人は使えず。
楽しみは先送りせずに、やりたいときにやっておくべし。
50代になったら明日はないと思って楽しいことややりたいことを先送りしないこと。
抗がん剤治療は辞めたほうがよいようです。
余命は医者から聞いて心の順bんビ、その他の整理をすべきでしょう。
筆者は海外トレッキングをはじめ、山歩きを楽しんでいるようです。
第3巻
家族が誰も見舞いに来ないさみしさ。
多額の遺産が子供たちにわたってしまえば老いた末期がんの母親(80歳)へ見舞いにも来ない。
また、末期がんの夫人を毎日見舞い身体をさすってやる優しいタクシー運転手。
放射線治療と抗がん剤で苦しみ「私は生かされるのが死ぬよりつらいのです」。「薬で眠らせてください」。
欧米人は魂の無くなった肉体を尊重しないが、日本人は大切にする。
困ったとき助けたり助けられたりする親友をたくさん作ることが人生を豊かにする。
金や財産の管理人をだれにするか?
他人は金に目がくらみ意識不混濁した癌患者の入院費を払わなくなることもある。
モルヒネを使うと認知症が進行する。
人は生きてきたように死んでいくのです。
延命治療をしないように文章で残しておく。
痛みあモルヒネで。
やはり最後はホスピスかな。
以上、読み終えました。
癌で死亡する割合は増加傾向にあります。
近所を見渡しても癌にかかりながら生きいき暮らしている人も居るようです。
私も手術も延命治療も抗がん剤も拒否しようと思います。
小野寺時夫(著)
宝島社
2013年10月24日 発行
2015年6月16日 点訳
本のタイトルから期待したものとは内容が異なったものです。
要するに末期癌の患者の本なのです。
人の死に際して如何に生きるかを教えてくれる本です。
私は、抗がん剤は仕様しないほうがよさそうだし、手術も早期出ない限りしないほうがよさそうだと感じました。
それよりも残された限りある時間を大切にしたほうがよさそうだと思いました。
いつものように少しメモを残しておきます。
第1巻
60歳代の高名な実業家が膵臓癌の手術の1週間後に死亡。
亡くなる二日前に「医者選びは大切だなあ」と。
食道がんの名医も膵臓癌の名医ではなかったのです。
また、50歳代の社長が食道がん専門の医者に食道がんの手術を受けたが、その医者は転移のことも再発の可能性のことも説明しなかった。
2年後再発してすぐに死亡。
その社長も質問しなかったと言うが、患者はわからないだろう。
抗がん剤の消費は日本が世界一。
抗がん剤は毒なのである。
第2巻
大腸がん手術後局所再発と肝臓転移の末期でも幸せという60代の女性。
抗がん剤を止めて痛みや苦しみから解放されたからです。
70代女性も大腸がん手術を拒んでホスピスで幸せに過ごしたそうです。
手術して苦しむより手術しないで穏やかに過ごすほうが幸せのような気がします。
でも、戦中戦後を苦労に苦労を重ねて生きてきて癌になり、死んでも死にきれない患者さんもたくさん居ます。
どの時代に生まれどの時代を生きるかによっても人間は幸福にも不幸にもなるのですね。
夫婦離婚もある一言、それを後悔する70代の癌患者の女性。
死に顔の恐ろしい癌患者は筆舌に尽くしがたい人生を過ごしてきたのでしょう。
いや、彼女の息子が仕事が忙しいと一度も病院に来なかったことを恨んだのかもしれません。
ある老人をアパートに住まわせて生活保護を受けさせ、その息子は贅沢な暮しをしながら見舞いは1日おきに10分だけ。
ちちおやの財産処分をしたのでしょう。
こういう実情を観ると親子関係で子供とはかくも冷たくよく深いものかと思います。
ギャンブルにおぼれた患者さんの末路は哀れですね。
死ぬ前に財産の譲渡はちゃんとしておくことが大事なようです。
遺産争いをしないように財産は使い果たしておいたほうがよさそうです。
それには癌手術はしないで財産を使い果たして楽しいことをしたほうが幸せでしょう。
また、男女間の問題も後々第問題になるようです。
死ぬときに妻からむごい仕打ちは受けたくないものですね。
退職金を使わないうちに癌になり入院。
綱や子供が使い、本人は使えず。
楽しみは先送りせずに、やりたいときにやっておくべし。
50代になったら明日はないと思って楽しいことややりたいことを先送りしないこと。
抗がん剤治療は辞めたほうがよいようです。
余命は医者から聞いて心の順bんビ、その他の整理をすべきでしょう。
筆者は海外トレッキングをはじめ、山歩きを楽しんでいるようです。
第3巻
家族が誰も見舞いに来ないさみしさ。
多額の遺産が子供たちにわたってしまえば老いた末期がんの母親(80歳)へ見舞いにも来ない。
また、末期がんの夫人を毎日見舞い身体をさすってやる優しいタクシー運転手。
放射線治療と抗がん剤で苦しみ「私は生かされるのが死ぬよりつらいのです」。「薬で眠らせてください」。
欧米人は魂の無くなった肉体を尊重しないが、日本人は大切にする。
困ったとき助けたり助けられたりする親友をたくさん作ることが人生を豊かにする。
金や財産の管理人をだれにするか?
他人は金に目がくらみ意識不混濁した癌患者の入院費を払わなくなることもある。
モルヒネを使うと認知症が進行する。
人は生きてきたように死んでいくのです。
延命治療をしないように文章で残しておく。
痛みあモルヒネで。
やはり最後はホスピスかな。
以上、読み終えました。
癌で死亡する割合は増加傾向にあります。
近所を見渡しても癌にかかりながら生きいき暮らしている人も居るようです。
私も手術も延命治療も抗がん剤も拒否しようと思います。
Posted by 熊さん at 19:14│Comments(0)