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2012年12月16日

明日が輝くヒント

PHP2012年11月号 通巻774号
(株)PHP研究所

2012年10月十日  発行
2012年11月  点訳

 期末考査試験が終わりほっと一息、久しぶりに保存していた本を読むことにしました。


      旬

 若い頃は徹夜も平気だったのに、今では少し無理をすると、何日も疲れが残ってしまう。

 以前はすんなり記憶できたことも、今ではなかなか覚えられなくなり、覚えてもすぐ忘れてしまう。

 人は誰でも、歳を取るにつれ、それまでなんなく出来ていたことが徐々に出来なくなっていく。

 しかし一方で、齢を重ね、さまざまな経験を積んでいく中で、わかるようになったり、見えるようになったりするものも増えていく。

 だから、今になって初めて出来ることも、たくさん生まれてきているはずである。

 出来る、出来ないと一喜一憂することはない。

 食べ物に旬があるように、人間の人生にも何かを行なうに最適の時期があるのではないか。

 そうしたそのときどきの自分にとっての旬を捕らえ、今だからこそ出来ること、今しか出来ないことを逃さず、それに精一杯取り組んでいくことが大切なのであろう。

 そこから、それまで出来ないと思っていたことを可能にする新たな力が沸いて来るに違いない。

 (裏表紙の言葉)


 まさに勉学に励んでいる私が実感していることが、このPHPの裏に書かれています。

 高齢者となった私の頭に入りにくく、それでいて忘れやすい。まして失明して点字も速く読めず、音声だけを頼りにしていても、言葉は文字と違ってあいまいに逃げて行ってしまうように感じます。

 しかし、やりたいと思うことに遅すぎることはないと言います。私は今が旬だと信じて3年間頑張りたいと思います。



特集  明日が輝くヒント

 --きっと花咲くときがクル

 うまく行かないとき、辛いとき、どうすれば………。焦らず、諦めず、前向きに進めば、道が開けるはず。


いんたびゅー  昨日より今日、今日より明日--やまさき しずよ(お笑い芸人・ボクサー)

 山崎静代さんは1979年生まれの2010年、全日本女子アマチュアボクシングヘビー級認定王者です。

 彼女がボクシングを実際に始めたのは28歳のときです。

 自分を知ることが出来た。

 ちょっと言いなおすと、楽な道を選ばないで、辛いことを乗り越えて、トレーニングを続けていると、他では味わえない充実感が得られるし、自分に自信をもてるようにもなる。



インタビュー  人生は1度しかないから--ほしの とみひろ(詩人・画家)

 星野富弘さんは1946年生まれ、手足の自由を奪われながら口に筆を加えて絵と詩を書いています。

   怪我をして得られたもの

 中学教師に赴任した矢先に頚髄を損傷したのですね。

 ベッドで寝たきり。やっと動く手で絵を描くようになるのですね。

 花を描き、詩を書く。

 詩画を作る喜びを知った

 不思議なもので、私を成長させてくれるものは皆、出会ったときはとても辛いもので苦しみをもたらすものに見えました。

 でも時間が経つと、それが自分を幸せに導いてくれる。

 今では国内外の各地で開催していますが、初めは展覧会なんて嫌でたまりませんでした。

 入院9年目、私が描いた絵のことを知る身障者センターの久保田所長が是非展示したいと訪ねてきました。

 展覧会の感想ノートには、励ましや共感、感動の言葉が一杯でした。

 新聞やテレビで報道されると雑誌連載も始まり、詩画を作る喜びも知りました。



 自分に負けるな     ころっけ

 ころっけさんは1960年生まれの物真似タレントです。

   難聴のおかげで、自分の芸を極めることが出来た。

 実は右耳がほとんど聴こえないんです。

 よく使ったのが、想像力でした。

 聴力には限りがあっても、想像力は無限大です。

 母から教わった「あおいくま」

 「あせるな」「おこるな」「いばるな」「くさるな」「まけるな」の五つの言葉の頭文字。



1%の希望を開花させるために     いはらけいこ

 井原慶子さんはレーシングドライバーです。

 「勉強も出来ないし、運動も出来ないですからねーこの子は」。高校1年生の冬、担任の先生に言われた言葉だった。

 25歳と言う出遅れた年齢ででびゅーした私は、人の3倍、5倍のペースで物事を吸収していかなくてはならないと思い、イギリスに渡った。

 自分の〈気に入らない事〉から〈今自分が出来ること〉に焦点を移したとたん、結果が向上していった。

 『今出来ることはもう他にないだろうか?無いところまでやっても駄目だったら止めよう』と思うと、壁を乗り越えることが出来た。


 心の「傷」を「気付き」に変える     のりやす ひろみつ

 軌保博光さんは、1968年生まれのてんつくまん・路上詩人です。

 今から10年ぐらい前、山口県の萩に行ったときに、「みや」と言うおばあちゃんに出会った。

 「みや」はこんなことを教えてくれた。

 全ての出来事はただの出来事なのよ。

 それを良い出来事、悪い出来事と決めるのは自分の心。

 だから、もしもあなたが幸せな人生を過ごしたいのであれば、必ずいつも学ぼうとする心を持っていなさい。

 生きていたら楽しいことばかりじゃなくて、ときには辛いことや苦しいことがある。

 もしも、学びの心を忘れていたら、嫌な出来事が起こったとき、なんで自分だけこんな目に会わないといけないんだと、心に「傷」が残るでしょう。

 でもね、学びの心を持っていれば、どんな出来事が起こっても、あなたの心には「傷」は残らず、そこから学び、「き」が一つ増えて、「気付き」が残るの。

 800万円の借金を背負い、映画の制作費6千万円を集めるために筆と墨を持って路上に座って人に向けて言葉を書いていたとき、突然、パンチパーマのおばちゃんがやってきて、「なんだこりゃ、おまえ、書道やったことねえだろ。

 はらいもなにもかも、むちゃくちゃじゃねえかよ。

 人に売ってんじゃないよ、ばかやろう。

 いいか、書道は細く太く書いたらうまく見えるんだよ、ばーか!」ってぼろくソ言われたことがある。

 そのとき、正直言ってメッチャ腹が立った。

 でも、この出会いは良き出会いなんやと思って、「何がよい出会い?」と自分に問いかけた。

 すると「あのおばはん、なんかアドバイス言うてた」「なんて言うてた?」「細く太く書いたらうまく見えるって言うてた。

 よし、やってみよう!」って細く太く書いたらめっちゃ字が変わって、1日の売り上げ千円が、1万円、2万円、5万円と上がっていった。



〈専門家解説〉  焦る必要はない     おかもと かずし

 岡本一志さんは1976年生まれの仏教講師です。

 蒔いた種は必ず生える

 因果の道理

 苦しみから目をそむけていては、原因がわかりませんから、解決する事はできません。

 無駄な努力はひとつもない

 ひまわりの種を蒔くと、ひまわりの花が咲きます。

 蒔いた種に応じた花しか咲かないのは、イツでも何処でも変わらない道理です。

 今、私が受けている結果は、コレまでの過去の行いの結果なのです。

 そして、未来の私は、これからの行いが生み出していくものなのです。

 精一杯、種蒔きに心がけていても思うような結果が出ないときは、それはまだ、縁が来ていないだけです。

 縁によって私たちは大きく左右されますから、より良い縁を求めていくことが大事です。


いきる(353わ)

 「努力は、裏切る」 「第44回PHP賞受賞作」     よしむら しの(専門学校生25歳)

 努力を積み重ねた引退試合で1分間で靭帯が切れたのですね。

 コーチが言った。

 「高校時代って言うのは、部活って言うのは、『頑張ってもうまく行かないことがある』っていうのを学ぶ場所なんだよ。

 努力は平気で、お前を裏切る。」

 (私は)こう思い直す。「努力した過程は、私の力になっているはずだ」と。


 以上、久しぶりに読書しました。

 学びの心をもって、不幸と思われることからも何かを学ぼうと思います。

 そして、今自分にできることは何か?

 今しか出来ない旬のことはないか?

 蒔いた種の種類に応じた花しか咲きません。

 縁という水や肥料や酸素があってのことですが。

 縁は必ず向こうから歩いて来ると私は信じて今の道を進んでいます。




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Posted by 熊さん at 07:07│Comments(0)
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