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2012年03月30日

荷重関節をゆるめれば「腰・首・ひざ」の痛みの9割は治せる!

荷重関節をゆるめれば「腰・首・ひざ」の痛みの9割は自分で治せる!
酒井 慎太郎 (著)
永岡書店

2010年9月十日  発行
2012年3月22日  点訳

 さかい しんたろうさんは、さかいクリニックグループ代表です。

 私は以前著者の「腰痛は99%完治する」を読みました。

 本質的内容は同じではないかと思います。

 私も、顎を押す生活習慣を身につけたいと思います。


第1巻

はじめに

 間接の可動範囲が狭くなる→老化。


第1章 「間接アンチエイジング」のすすめ

 人間には200以上の骨があり、それらのつなぎ目が間接。約400個の間接があると言われる。

 間接は使いすぎても、使わなくてもトラブルがおこります。適度に使いましょう。

 特にひっかかりやすいのが骨盤の扇状間接。ここを緩めればいいわけです。

 骨盤は下記参照。
http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/osteologia/A02501001-009.html


第2章 1回3分で関節が若返る!--腰・首・膝の痛みが消える

 エクササイズと生活習慣

前屈みになると痛いタイプ → 扇状関節を緩めれば治ります。背筋をまっすぐしましょう。
 eg.筋筋膜性腰痛椎間板症 椎間板ヘルニア

身体を反ると痛いタイプ
 eg.腰椎分離症 腰椎滑り症 脊柱間狭窄症

 私が数年前突然腰痛に襲われたのは後者のほうだったのですね。今、わかりました。


扇状関節を緩めるには、
 硬式テニスボール2個をテープでとめて、扇状関節の下に置いて寝そべる。一回1~3分間。一日3回以内。これ以上駄目。

 腰痛と筋肉はさほど関係ありません。

 腹ばいになり、両手を床についてオットセイのように上体を反らせましょう。一回1分。一日2~3回。

 頭と首の境の関節を緩めましょう。肩こり、頭痛が治ります。

 6kgの頭を7個の頚椎が支えているのです。 ここを緩めてストレートネックを治して頚椎のカーブを取り戻すのです。

 胸郭出口症候群も胸郭出口関節を緩めれば神経、血管の圧迫を治すことができます。

 うつむきの多いデスクワークによる緊張型頭痛は首の筋肉を緩めましょう。

 耳の後ろの頭と首の境を押しましょう。さきほどのテニスボールが有効です。

 うつむきの姿勢を止めましょう。

 顎押し体操をしましょう。 顎を引いて、顎を手で後ろに押しましょう。

 膝の痛みは主に運動不測。膝の内側の筋肉が落ちるからです。

 変形性膝関節症が代表。膝の軟骨が磨り減るからです。

 原因は大腿四等筋の内側こう筋の筋力が落ちて、膝関節が引っ張られてO脚になり、骨と骨がぶつかって磨り減るからです。

 そこでO脚を治してから運動して内側こう筋力をつけるエクササイズ。速歩きなどしましょう。

 膝の裏にテニスボールを挟んで痛キモまで曲げる。約30秒を1セット、1日3セット以内。

 内側こう筋をつけるには、膝を閉じてくっつける運動をしましょう。クッションを挟む運動も効果があります。

 股関節をスムースにするには脚の付け根を足の踵で押しましょう。約30秒。


第2巻

第3章 嬉しい健康&美容効果が一杯

 関節を動かすと若返る。

 一流のスポーツ選手の関節は可動範囲が大きい。


第4章 今日からできる生活改善のちょっとしたコツ

 硬めの布団が有効なのは前屈みで痛いタイプ。

 身体を反ると痛いタイプには、柔らかい布団。

 自分を一本の棒だと思って行動する。

 体育座りハ厳禁扇状関節に悪影響。

 水中ウォーキングは腰を冷やし、腰痛には効果がありません。いや、害のほうが大きいでしょう。 膝痛には効果があるかもしれませんが。


第5章 全身が若返り、人生が変わる!



 以上読み終えて生活習慣として正しい姿勢が大切なことがわかりました。

 内股を閉めて内側こう筋を鍛えないとO脚になって膝の関節を痛める恐れがありそうです。

 顎を押して頚椎のカーブをキープするように心がけたいと思います。

 定期的にジムに通いエクササイズを欠かさないようにしたいと思います。

 今まで通り水泳と四股を踏む運動は続けたいと思っています。
  


Posted by 熊さん at 14:50Comments(0)

2012年03月30日

荷重関節をゆるめれば「腰・首・ひざ」の痛みの9割は治せる!

荷重関節をゆるめれば「腰・首・ひざ」の痛みの9割は自分で治せる!
酒井 慎太郎 (著)
永岡書店

2010年9月十日  発行
2012年3月22日  点訳

 さかい しんたろうさんは、さかいクリニックグループ代表です。

 私は以前著者の「腰痛は99%完治する」を読みました。

 本質的内容は同じではないかと思います。

 私も、顎を押す生活習慣を身につけたいと思います。


第1巻

はじめに

 間接の可動範囲が狭くなる→老化。


第1章 「間接アンチエイジング」のすすめ

 人間には200以上の骨があり、それらのつなぎ目が間接。約400個の間接があると言われる。

 間接は使いすぎても、使わなくてもトラブルがおこります。適度に使いましょう。

 特にひっかかりやすいのが骨盤の扇状間接。ここを緩めればいいわけです。

 骨盤は下記参照。
http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/osteologia/A02501001-009.html


第2章 1回3分で関節が若返る!--腰・首・膝の痛みが消える

 エクササイズと生活習慣

前屈みになると痛いタイプ → 扇状関節を緩めれば治ります。背筋をまっすぐしましょう。
 eg.筋筋膜性腰痛椎間板症 椎間板ヘルニア

身体を反ると痛いタイプ
 eg.腰椎分離症 腰椎滑り症 脊柱間狭窄症

 私が数年前突然腰痛に襲われたのは後者のほうだったのですね。今、わかりました。


扇状関節を緩めるには、
 硬式テニスボール2個をテープでとめて、扇状関節の下に置いて寝そべる。一回1~3分間。一日3回以内。これ以上駄目。

 腰痛と筋肉はさほど関係ありません。

 腹ばいになり、両手を床についてオットセイのように上体を反らせましょう。一回1分。一日2~3回。

 頭と首の境の関節を緩めましょう。肩こり、頭痛が治ります。

 6kgの頭を7個の頚椎が支えているのです。 ここを緩めてストレートネックを治して頚椎のカーブを取り戻すのです。

 胸郭出口症候群も胸郭出口関節を緩めれば神経、血管の圧迫を治すことができます。

 うつむきの多いデスクワークによる緊張型頭痛は首の筋肉を緩めましょう。

 耳の後ろの頭と首の境を押しましょう。さきほどのテニスボールが有効です。

 うつむきの姿勢を止めましょう。

 顎押し体操をしましょう。 顎を引いて、顎を手で後ろに押しましょう。

 膝の痛みは主に運動不測。膝の内側の筋肉が落ちるからです。

 変形性膝関節症が代表。膝の軟骨が磨り減るからです。

 原因は大腿四等筋の内側こう筋の筋力が落ちて、膝関節が引っ張られてO脚になり、骨と骨がぶつかって磨り減るからです。

 そこでO脚を治してから運動して内側こう筋力をつけるエクササイズ。速歩きなどしましょう。

 膝の裏にテニスボールを挟んで痛キモまで曲げる。約30秒を1セット、1日3セット以内。

 内側こう筋をつけるには、膝を閉じてくっつける運動をしましょう。クッションを挟む運動も効果があります。

 股関節をスムースにするには脚の付け根を足の踵で押しましょう。約30秒。


第2巻

第3章 嬉しい健康&美容効果が一杯

 関節を動かすと若返る。

 一流のスポーツ選手の関節は可動範囲が大きい。


第4章 今日からできる生活改善のちょっとしたコツ

 硬めの布団が有効なのは前屈みで痛いタイプ。

 身体を反ると痛いタイプには、柔らかい布団。

 自分を一本の棒だと思って行動する。

 体育座りハ厳禁扇状関節に悪影響。

 水中ウォーキングは腰を冷やし、腰痛には効果がありません。いや、害のほうが大きいでしょう。 膝痛には効果があるかもしれませんが。


第5章 全身が若返り、人生が変わる!



 以上読み終えて生活習慣として正しい姿勢が大切なことがわかりました。

 内股を閉めて内側こう筋を鍛えないとO脚になって膝の関節を痛める恐れがありそうです。

 顎を押して頚椎のカーブをキープするように心がけたいと思います。

 定期的にジムに通いエクササイズを欠かさないようにしたいと思います。

 今まで通り水泳と四股を踏む運動は続けたいと思っています。
  


Posted by 熊さん at 14:49Comments(0)

2012年03月28日

歩きだそう--行動すれば、道は開ける

PHP2012年3月号 通巻766号
PHP研究所


2011年12月十日  発行
2012年3月  点訳



特集 歩きだそう--行動すれば、道は開ける
 まずは1歩、さらにもう1歩。前へ進んだ文だけ、新たな道が現れるはず。

インタビュー 〈心の鎖国〉を解こう
安藤 忠雄(建築家)

 あんどうただおさんは1941年生まれの建築家です。

 戦後、敗戦の後、日本人がこれほど力強く前進できたのは、終戦当時向学心と好奇心と闘争心に溢れる「責任ある自立した個人」がまだいたからです。

 今は、戦後の建て直しをしたような責任ある個人がいなくなったからではないか、と私は思って居ます。

 仏蘭西の元駐日大使「ポール クローデル」は、「世界中でこの民族だけは滅びて欲しくないと願う民族がある。それは日本人だ」といったそうです。

 アメリカは日本が再び戦うことを恐れて、没個性的な平和教育を日本に導入します。

 子供に考える時間を与えることが親の責務ですね。

 歩き始めよう。歩きながら考えればいい。




悲しみの中でこそ客観性を
砂田麻美(すなだまみ)

 すなだまみさんは1978年生まれの映画監督です。

 父親は癌を宣告されパソコンに「エンディングノート」をつけ始めたのですね。

 家族に葬式の申し送りをする父親。

 癌告知から半年で亡くなったそうです。

 辛いときほど1歩引いて、カメラの目線で自分自身を眺めてみるんです。

 自分の人生をどう生きるのか、脚本を書けるのは自分しか居ません。

 父の死が教えてくれたのは、生と死とは一続きにあり、死んでもなお、人は別の形でこの世界に生き続けると言うこと。




一緒に走ろう
増田明美(ますだあけみ)

 ますだあけみさんは1964年生まれのスポーツジャーナリストです。

 苦しいときこそ空元気でいいから前向きな言葉、明るさが必要。

 マラソンでは遠いゴールより近くに見える景色を木曜として一つ筒走った。

 もう駄目だと思ったとき、近くに居る人の励ましが力になる。

 彼女は今も週に4日は走っているそうです。

 歩く、走るという動作は気持ちも前へ引っ張ってくれる。




打たれ強く、マイペースに
吉田猫次郎(よしだねこじろう)

 よしだねこじろうさんは、1968年生まれの事業再生コンサルタントです。

 心が折れたり、気力が萎えたりするとき、立ち止まればいい。

 立ち止まれば新たな発見もある。

 脱線は失敗ではない。

 キーワードは「意識と知識の両輪」だ。

 意識がしっかりしていないと心が折れてしまう。

 がむしゃらに頑張りすぎて、精神的にぴんと張り詰めてばかりいると、今度は心か身体が壊れてしまう。自滅だ。

 ほどよい「緩さ」も欠かせない。




自分の中の神様を信じて歩こう
吉田さらさ(よしださらさ)

 よしださらささんは、寺・神社旅研究家です。

 しかし、悩まず行動に移してみれば、思わぬ道が開けることが人生にはあるのです。

 負のスパイラルから抜け出せたのは神様のおかげです。

 負の連鎖から抜け出すと気持ちが楽になります。

 それまで時間が無くて出来なかったことをやってみたくなって、私は大学時代に少し勉強した仏像を再び見るための一人旅を始めました。

 宿坊に泊まり歩き仏教の勉強もしました。

 そして本にまとめて出版したいと思うようになりました。

 声に出して言わないと届かない。

 自分がやりたいことを形にするコツも身につけました。
 ポイントは、興味があるものを見つけたら、まずやってみること。
 次に「私はこれをやりたい」と、大きな声で言うこと。

 神仏は、居ないと思ってしまえばそれまでですが、居ると信じれば、必ずや道を切り開く助けになってくれるのです。




(仏教の教え)そのまんま、そのまんま
ひろさちや

 ひろさちやさんは1936年生まれの宗教評論家です。

 歩き出さなければ、問題は解決できません。

 大事なのは方向性です。

 苦しいときの「魔法の言葉」
 「南無そのまんま、そのまんま」

 あなたが貧乏であれば、貧乏なままでのんびり、ゆったり、楽しく生きる工夫をするのです。

 悩みは悩みのままに。消滅させようとせずに、そのまんま、そのまんま。




特別企画 ぐっすり眠りたい
西多昌規(にしだ まさき)

 にしだまさきさんは1996年生まれの精神科医です。

 しっかり眠るコツ。

 布団に居る時間を短くして睡眠不足状態にすると眠くなります。

 眠れなくても毎朝同じ時間に起床しましょう。

 朝の散歩と夕方の運動。

 年齢とともに睡眠も老化するから眠れなくなるのです。

 高齢者の長生きできる睡眠時間は5~6.5時間だそうです。

 個人差がありますので時間より睡眠の質が大切です。




ヒューマンドキュメント

声をかけてください--まつながのぶやさん(社団法人京都府視覚障害者協会副会長)

 松永信也さんは1957年生まれの中途失明者です。

 私は彼の本を読みました。

やすらぎトーク/松永信也さん
http://www.kyoto-np.co.jp/fukushi/column/yasu/081014.html

 上記urlに似た内容が書かれています。

 彼は40歳で失明していますから、速いほうでしょうね。

 毎日のように外出しているようです。

 迷わない日はないそうです。

 「改札口はどこですか?」と単刀直入に尋ねる。

 全盲になって5年。白杖を折ったのが5回。そのうち4回は自転車。私も気をつけなければ。

 引き篭もっていたら、チャンス、無い。




裏表紙の言葉

意味

 ただ一つ言えるのは、自分が生きてここに居るのは、選ばれてこの世に生を受け、生かされているということ。

 だから、たとえ絶望の淵に沈んでも、命ある限り人は生き続けなければならないのである。

 事態がすぐに変わることはないだろう。

 しかし、人間には、どれほど厳しい試練でも、それを乗り越え、未来を切り開いていく力がある。

 過去、幾多の先人が、数々の惨禍から立ち上がり、復興を成し遂げたように。




 以上、私の人生の指針になるような言葉を選んでメモしてみました。

 引き篭もらないように気をつけなければなりませんね。

 常に新たなことにチャレンジし続けていれば落ち込むこともないでしょう。

 また歩く、登る、泳ぐなど欠かさないスポーツも続けたいと思います。

 休日でも早起きは習慣化したいと思います。疲れたら早目に寝ればいいのですから。

  


Posted by 熊さん at 01:38Comments(0)

2012年03月24日

55歳からのハローライフ(3)

55歳からのハローライフ(3)
 村上 龍【著】
宮崎日日新聞社

2012年2月12日~3月15日新聞掲載
2012年3月15日  点訳

 村上龍(むらかみ・りゅう)さんは、 1952年生まれの。芥川賞作家です

 googleで検索すると、『55歳からのハローライフ』 2011年12月13日スタート - 神戸新聞 連載小説記事とあり、続けて、 この小説は、55歳からの生き方とサバイバルの方法を考えるためのものだ。さまざまな階層の「再出発」を描く。とある。

 以前「55歳からのハローライフ(2)を読みましたが感想はupしませんでした。

  熟年離婚したものの、その女性は自立生活の困難さを、夫から離れて初めて味わう内容でした。

 職がなければ経済的に生活するのは困難です。経済性を考えればもう1つの手段は再婚です。新しい夫を探して結婚相談所からの紹介の男性はどれも彼女には嫌悪感を抱かせる人たちばかり。

 一方、別れた夫はそれまで彼女との対話もなくテレビの前に座る粗大ゴミのような人でしたが、別れてからメールを彼女に送るように変貌するという内容でした。

 今回のパート3「55歳からのハローライフ(3)」の内容は独居老人の末路の哀れを感じさせるものです。

 私もある施設に2年間暮らして生活保護を受けて楽しく暮らしている人たちを見てきましたので、彼らとダブラせながら耐え難い気持ちでこの本をよみました。


第1巻

        第2話  空を飛ぶ夢をもう一度(続き)
 山谷へ

 いんどうしげおさんへ山谷の旅館「ふじ」というところから電話がかかってきます。

 福田という男が二ヶ月宿代を払わないので出て行ってもらうのですが、福田はいんどうさんに連絡して欲しいと言う。

 その福田は病気で動かせない、生活保護も拒否しているから宿代も取れない。だからビニールにくるんで病院へ搬送すると言う。

 彼が福田に会うと、3畳間に布団以外何もない。咳をし、歩けないので垂れ流し状態。異臭が強い。

 福田は2つ願いを言う。

 1つは母親に指輪を返して欲しい。もう1つはこの旅館から出して欲しい。

 宿代はどこも一泊2200円。1ヶ月で66000円。これは生活保護費で払える額だからだそうです。

 宿を出た福田は昼は夜8時まで労働福祉センター地下の娯楽室で過ごし、夜はアーケード街に行くとだんぼーると毛布が用意されていると言う。

 母親に指輪を返すのに動くのも困難な福田を腰痛のいんどうさんは連れて出るのです。

 交通費を安価に抑えるにはタクシーで東京駅まで行き、高速バスに乗るルートが最適でした。

  やっと止まって乗せてくれたタクシーのなかで福田はゲロを吐いて上着を汚します。強烈な福田の臭いが篭ります。

 次に乗った高速バスの中でも異臭に乗客は彼の席から離れて座ります。

 福田はここでもお漏らしをしてしまうのです。もう最悪です。

 高速バスを降りて歩き始めて福田が倒れます。遂に救急車を呼びます。

 病院に搬送され集中治療を受け、福田は一命をとりとめました。

 いんどうさんもその後見舞いに行き管を通した福田に会っています。

 以上のように、福田はどうにか母親に会え、指輪も返し、病院にも入院し、数日か数ヶ月か後、最後を迎えることができたのです。

 福田は「俺は素晴らしい友人に恵まれた。それだけで生きた甲斐があった」と。

友人とは有難いものです。

 いんどうは、腰が不安定なまま誘導員の仕事に戻ります。

 息子の授業料、さらに資格取得のための金は、妻が仕事に着かないかぎりこのままでは貯金も底をつくようです。



 以上、読み終えて老後に金がないのは不幸だと痛感します。

 しかし、私が過ごしたO市では日本一生活保護者が多く、他府県では受けることが難しい生活保護をたやすく受けている人が多く居ました。

 働けば生活保護日を削られるとタンス貯金して優雅に遊んでいる人たちを多く見てきました。

 法律や条令や規則を知り尽くしうまく利用、いや合法的にうまく立ち回れば協議離婚して優雅に一人暮らしを楽しめるのだということを学びました。

 年金も払わず、得た収入は全部使い、放蕩三昧の末、無一文になれば老後は生活保護を受ければ月額15万円黙っていても定期的に入り、健康保険料もただ。税金も払わなくてもいい、そんな優雅な生活を送れるのです。

 賢い若者は年金など払わないでも、老後は基本的な文化的生活を憲法で保障されていることを知っているのです。
  


Posted by 熊さん at 06:00Comments(1)

2012年03月20日

明るい老後のための一人で生きる練習帳

明るい老後のための一人で生きる練習帳
久田恵【著】
産経新聞出版

2011年5月十日  発行
2012年3月  点訳

久田恵さんは、60歳代のノンフィクション作家でしょうか?

 女性のほうが現実的に考えていますので、私もヒントをこの本から得ようと読むことにしました。

 世代が同じだと思うのですが、共感する部分が多く、メモを少し残しておきます。


第1巻

 80歳くらいまで元気でいて、どこかの身の丈にあった老人ホームを探して親しい友達を何人か誘って入居。

 なるほど、彼女のように趣味を持ち、趣味仲間を増やして楽しく暮らすのも手ですね。

 つかず離れずの友達がいいようです。

 なるほど「病気にはなっても病人にはならない」のモットーはいいですね。お洒落をして楽しみましょう。

 若さは内的エネルギー、心の華やぎからくる。

 メリットでデメリットを補う生き方。見えないメリットで見えないデメリットを補おうと思います。

 熟年夫婦の旅行、男同士の旅行、いいですね。

 何事においても、しゃにむに行かずに、引き返す勇気だけは持たねばならない。

 高齢になって親友のような濃密な友達は要らない。つかず離れずの淡々とした間の知人が居ればいい。。

 整理のためにあえて何でも捨てなくてもいいのだ。捨てられないものは捨てない。

 人は「遊びをせんとや生まれけむ」と。人生に遊びは必要である。

 夢はかなわぬからこそ、ワクワク、ドキドキするのよねえ。

 50代までの女性は泣きたいときにすがれる胸が欲しいらしい。女性としてまだくすぶりがあるのだろうか?

 インターネット上にHPぐらい持って、ブログでもやっていなければ、仕事だって来ない。

 人生の役割「らしさ」から解放されるのもいいかも。

 業者の売込みには即答せずにネットで調べて確認しましょう。

 定年後、家に居る夫は妻から嫌われる。家のなかで何をしても「お~い」と呼ぶとなお更だ。


第2巻

 新しいことに挑戦し、新しい人に出会い、新しい場所に行き………、新ずくめで、自分の中で人生がまた1つ展開したぞ、という実感が持てたのだ。

 今年の自己査定は高得点だ。

 私もLHでの2年間の生活を自己査定すればまあまあ「優」か「「良」ではないかと思います。

 著者は自宅を解放し、今までやりたかったことをし、それらが発展してNPO法人にまで発展したのですね。

 一度自堕落生活に慣れるとそこから抜け出せない。「困難」という支柱は必要である。

 私も負荷をかけない距離だけの水泳をしていてダッシュが効かなくなってタイムが落ちたことに驚愕を覚えています。適度な負荷をかけつづけないと人間は伸びないと確信するこの頃です。

 80歳の老女が100歳の母を老々介護、よくあるケースとなりつつある。健康に留意しなくては。

 世間の目は気にしなくていい。もう知られているのだから。

 この歳になって自分は変えられない。開き直って生きましょう。

 MLを立ち上げて会員同士で情報を共有し、決め手もらう。これはいいやり方かもしれません。自分でまとめなくてもいいのです。


第3巻

 これでいいのだと開き直って生きるのもありかな?と思います。

 他人と一緒に何かをする、楽しいものである。

 普通の人は居ない。どこか偏っているのだ。

 他人はそんなに私のことを思わない。他人に格別期待しないで生きましょう。

 自立自助。

 他人がみるより出戻り娘が家にいるのは父親には幸せなことかもしれません。

 やってみたいことは今やりましょう。出来るうちにやっておきましょう。

 自宅で小さな講演、いいですね。

 おつまみと梅酒などの低予算ホームパーティーだけでも楽しいものなのですね。

 老いて週末が忙しく、平日を自分の休日として無意味に過ごすのも幸せかもしれません。

 赤ちゃんは動物も人間も愛らしい。

 我が家にもうすぐ来る予定の子犬、きっと愛らしく可愛いだろうと思います。

 私も小さな部屋の賃貸マンション生活をしてみようかな。気楽らしい。

 60代が女の人生で一番いいと著者は述べていますが、私も今が一番幸せで充実感を味わっています。

 何歳まで生きるか歯未定です。老後にいくら必要かなど心配しないで今したいことをして幸せを感じながら生きましょう。

 コンビニが近いマンションは便利なようです。

 生活に必要なことがコンビニで間に合うからです。

 いろんなことを忘れてしまっても、幼いときに刷り込まれた感覚だけは消えない。


あとがき

 困難が人生の前提であり、それを乗り越えていくのが「生きる」と言うこと。

 だから、しっかり自己完結して、1日、1日を楽しいと思える日々を遅れる自分になりたい。

 むしろ、予測がつかない老後だからこそ、一人でも生きられる自分でなければならないのではないか。


 以上読み終えて同じ団塊世代の筆者の思いに同調する部分が多くて、メモを残しました。

 私は経済的には今はなんとか悠々自適ですので、やりたかったことを今やろうとしています。

 常に向上心を持って前進して行きたいと思っています。

  


Posted by 熊さん at 01:19Comments(0)

2012年03月12日

驚異の1分間コアトレーニング 体の内側からスッキリよみがえる

驚異の1分間コアトレーニング―体の内側からスッキリよみがえる!
白木仁【著】
学研パブリッシング 学研マーケティング

2011年3月29日  発行
2012年2月  点訳

 シラキヒトシさんは、1957年生まれのスポーツ医学教授です。

 1日1分間でいいから「腰割り」をしましょう。

 筋力アップ以外にも多くの効用があるようです。


第1巻

はじめに

 伝統的な相撲の腰割り、股関節に作用し運動能力を高めるのです。


第1章 体を動かさなくなった現代人の悲劇(長寿国ニッポンに潜む危機;生活の近代化が日本人の股関節を弱くしたほか)

 「ちょうようきんに」が退化すると足が上がらなくなります。高齢者の歩き方です。

 股関節、ちょうよう筋(しょうよう筋・だいよう筋・ちょうこつ筋)を鍛えましょう。


第2章 トップアスリートから最高のパフォーマンスを引き出した股関節トレーニング(股関節は体の要;スピードスケートから始まった股関節の研究ほか)

 肉離れを治す方法。 トレーニングで患部の周囲を強化して痛みを取る。

 体重を支えるのは股関節。「股関節にはまった」感じ。

 太極拳の腰を折るのと同じですね。

 着地は踵からではなく、足の裏全体を使ったほうが負荷はかかりません。

 それには腰から前に出すイメージ。ストップがかかりません。

 工藤投手、臍の向きでコースを変える。股関節にはまっているのですね。

 盲人の歩行の方向もこれだと思います。腰が定まっていれば方向もブレないはずです。

 相撲のてっぽうも腰で押すもの。

 恐らく理療の指圧もこの原理でしょう。

 ゴルフ、股関節を入れればバックスイングはできる。

 シンクロのメイコーチ、いむらコーチ:反復と工夫と信頼関係。

 腕も肩甲骨から動かすと大きく美しく動く。

 私も競泳のときピッチばかりを気にし、このことを忘れています。

 トレーナーが横になった選手の大たい骨を引っ張り股関節の関節液を入れ替える。


第3章 日本伝統の腰割りこそ、究極のコアトレ(相撲の稽古は股関節トレーニングそのもの;完ぺきに「はまった」形を体現していた双葉山ほか)

 短距離走のスタートは足をやや外に開いて出す。股関節を開くため。

 スクワットは大腿四とう筋を鍛え、腰割りは、大腿四とう筋の他、御尻の大臀筋や太股の裏側のハムストリング、中臀筋、内臀筋も鍛えられる。

 膝に負担がかかるのはスクワットですが、腰割りは膝への負荷は小さいのです。


第2巻

第4章 体の内側から元気になる!コアトレ実践編(股関節の構造;腰割りほか)

 腰割りは上体を垂直に保ちましょう。出尻は駄目です。

 腰は最初は浅く、慣れるとだんだん深く落として行きましょう。

 つま先も慣れると180度横に。膝が横に向きます。

 マットトレーニングは布団の上でもできそうです。

 要するに脚をいろいろな方向に、いろいろな角度で上下させればいいようです。

 肩割も紹介されていますが、これは水泳のバタフライをすればいいでしょう。

 その他紹介されているのは太極拳の準備運動のストレッチに全部含まれています。


巻末付録症状別悩み解消!コアトレメニュー(食欲不振;疲労が取れないほか)

 特に私が必要とするものはありません。



 以上読み終えて、1日1分間相撲の腰割りを続けてみたいと思います。

 いろいろな良い変化が認められるといいですね。



  


Posted by 熊さん at 17:51Comments(0)

2012年03月10日

「まじめな人」ほど老化する

「まじめな人」ほど老化する
和田秀樹【著】
PHP研究所 (2011/09/20 出版)

2011年9月二十日  発行
2012年2月  点訳

 ワダヒデキさんは、1960年生まれの医師、教授です。

 老化を予防するためには、好きなことをする。禁欲はしないことでしょう。

第1巻

まえがき

 同じ年齢でも若く見える人、老けて見える人、その違いは気持ちが若々しいかどうか、です。

 それには脳を刺激してやることです。

 この本は、40歳代以降の人の読む本です。


第1章 「まじめ」をやめれば若返る

 老化は予防すべきもの。

 健康常識には嘘がある。

 フィンランド症候群、即ち健康おたくが早死にする。

 楽しみながら生活すると長生きする。

 楽しく生活することが大事です。

 80歳の老人は身体の水分が二十歳のときの60%から54%に低下するが、54%は二十歳の女性の身体水分と同じである。

 意欲や感情面の老化に気をつけよう。

 私は初老期の終わりだからホルモンのバランスも落着いてきたのかもしれない。

 脳の活性化には強い刺激が必要。それには、「はらはら、どきどき」や「笑い」が必要。

 よく遊びましょう。


第2章 データから読みとく健康常識のウソ

 身体はトータルで考えないといけない。

 血圧の高い人も生存率は変わらない。

 コレステロールの高井方が10年長生き。また、癌になりにくい。

 だから肉を食べましょう。

 心にいいことが若さを保つ秘訣。


第2巻

第3章 医者の話を鵜呑みにしない

 いつまでも若々しく居るためには、医者に頼るよりも、若々しい生き方をしているモデルを見つけることが大切である。


第4章 楽しそうなことだけ引き受ける

 若い人との交流ほど、若さを維持するためによい刺激はない。


第5章 遊んで若さを保つ

 酒は肝臓の弱まっている夜より昼間に飲みましょう。

 膵臓は午後4~5時が活性が強いので、甘いものはおやつに食べましょう。

 京都は高齢者を大切にする町らしい。一度住みたいと思っています。


第3巻

第6章 楽しく学んで若さを保つ

 よく遊びよく学べ。

 老いても意味を考えて記憶する力は衰えない。

 大学院で若い人と接する機会を作る。


第7章 交友関係を広げて若さを保つ

 幾つになっても友達が居る人は元気。身近にこの類の人が居ます。

 独居老人はすべて一人でやらなければならないから元気。

 人間関係は減らさない。

 blogを書く。


第8章 大人の恋愛で若さを保つ

 若さの鍵は「ホルモン」。

 風俗では脳を使わないので効果が薄い。むしろアダルト本やビデオのほうがいい。



 以上読み終えて、私の生き方はこの本に近いと思いました。

 食べたいものを食べていますし、好きなことしかしていませんし、適度に運動して、適度に遊び、適度に飲んで、適度に友人、知人とわいわいがやがや話しています。

 また、夢があり、適度に脳も刺激しています。
  


Posted by 熊さん at 19:41Comments(0)

2012年03月09日

前向きになれるヒント

PHP 2012年2月号 通巻765号
PHP研究所

2012年1月10日  発行
2012年2月  点訳


特集 前向きになれるヒント

 心を強く持つ

 立ち止ってしまっても、すぐに又前進できる。そんなしなやかな心を育ててみませんか。


■インタビュー   生き抜く覚悟を持って

もりやまりょうこ(歌手)

 全てが私から遠のいていく

 もりやまりょうこさんは1948年生まれの歌手です。

 かつて、歌をやめようと思ったことがあります。一児を授かりながら、パートナーと別れたとき。

 心は折れやすいものです。

 ですから、折れないよう自分を支える何かを見つけることが大事。

 その何かを巡る経験が、さらに自分を支えてくれるでしょう。

 どんな困難や苦しみ、悲しみの中にあっても、生き抜こうという覚悟を持つことが、前を向いて歩いていくことと同じ意味を持つのではないでしょうか。

 また、そうした苦難の中で見つけたものほど尊く、強く自分を支えてくれるのです。

 自分の歌も歌手としての自分も、もはや必要とされていないように思う時期もありました。

 しかし、寂しい気持ちにひたってもしかたありません。

 めげずに仕事を続け、「昨日の自分よりほんの少しでも能力をアップして、再び評価されるときをまとう」と自分を励ます。

 自分の内面に燃え続けるパッションの火を絶やさないことが、生きると言うことだと思います。

 81歳になる先生の話しを聴いて:

 おそらく、追い求める歌がある以上、先生方にとって『生きる』とは、何時までも通過点なのではないでしょうか。

 人生を通して、1歩1歩辿る道が誰にでもあるはずです。

 幾つになっても、人は高みへ近づこうと努め、能力を高めることができると、私は信じています。

 また、そう信じることが希望につながるはず。

 人生とは、得たものによってではなく、さらに高みへと向かおうとする心を燃やすことによって、つむがれてゆくものかもしれません。


■苦難を受け入れる

くりきのぶかず

 登山とは、人間の力が及ばない自然に対峙すること。

 くりきのぶかずさんは1982年生まれの登山家です。エベレストに無酸素登頂するんですね。

 山で最も大切なのは、『執着しないこと』です。

 この辛い思いを受け入れたら、さらに強くなれるのだと思いました。

 苦しみを受け入れることで感謝の気持が生まれ、いまこうしてチャレンジできる幸せが力に代わります。

 誰もが半信半疑で見守る難事だからこそ遣り甲斐を感じるし、絶対に成し遂げようと言う覚悟を持つことが出来るんです。

 夢や目標があるから頑張れるし、喜んでくれる人が居るから挑戦する力が沸きます。


■失敗を恐れながら何事にも挑戦

はまのりこ

 困難に直面したとき大切なのは、自分の『軸』を持つこと。

 はまのりこさんは1952年生まれの教授です。

 荒野で叫ぶ声は、『王様は裸だ』と叫ぶ声でなければならない。

 聴く耳持たぬ者が発する声は、どうしても調子が外れる。

 失敗や孤立を恐れないことは無理だと思う。

 言えることは、失敗や孤立を恐れて黙っていると、後でひどく深く、耐え難く、そのことを後悔する場面に見舞われる。


■ひびのせいかつしゅうかんがものをいう

たかみざわたかこ

 人生には、真正面から受け止められないような出来事が起きることもあります。

 たかみざわたかこさんはノンフィクション作家です。年齢は書いていませんが喜寿くらいかな?

 「より良く生きることこそが、運命への最高の復讐」、スペインの古い諺。

 ふっと我に帰ると、なんと私は台所のあちこちの掃除を始めていた。

 そして見通しの良くなった冷蔵庫の庫内や、古いものを捨てて、すっきりとした戸棚を眺めているうちに、不思議と気持ちが落着いてきた。

 女の人は、こうして生活の中で、悲しみやくすぶった感情を一時的にもパット発散する力を持っているのだと思う。

 笑って気持ちがほぐれると、介護スタッフの人たちも、打ち解けて助言をしてくれた。


■前を向くために

さいじょうたけお

 出来事の意味は後から決まる。

 さいじょーたけおさんは、1974年生まれのふんばろう東日本支援プロジェクト代表です。

 東日本大震災、不思議なもので、疲れ切って、もういいやと思ったとき、何か見えた気がしたのです。

 自分の生き方を全うするしかないと思ったのです。

 この悲惨な出来事を肯定することは決して出来ないけども、あの出来事があったからこんな風になれたのだ、と思うことはできる。

 「起きた出来事の意味は事後的に決まる』、コレは『意味の原理』です。

 逆に希望がかなわなかったり、辛い経験や、嫌な思いをしても、そのことをばねに飛躍する事ができたならば、その嫌な事は、『あれがあったからこそ、こういうふうになれた」という積極的な〈意味〉を帯びます。

 意味は当人が自分自身で見出すものです。

 1歩1歩、歩みを進める。


■〈専門家解説〉 生活を見つめ直そう

かすがたけひこ

 部屋の片付け、食事や生活リズムの改善。そんな身近な所から、前向きな気持ちは生まれて来るのです。

 かすがたけひこさんは、1951年生まれの精神科医です。

 たち幅跳びと走り幅跳び、助走、即ち勢いがついているかどうかで飛んだ距離が大きく異なる。

 勢いがついていれば、新しくチャレンジしたことも成功する場合が多いし、たとえ失敗してもくよくよ悩む前に再チャレンジしたり方向転換をしたり、ともかく能力をフル稼働させます。

 その勢いはどうすれば得られるのでしょうか。

 言うまでもありません。腰を上げることです。

 最初の1歩は、部屋を片付ける、部屋のムードを変えるところからスタートします。

 生活の建て直しは、そのこと自体が積極的に生きていく『勢い』を立ち上げる最初のステップとなります。

 私もここを退所するに当たり、捨てるものは捨ててスッキリして出て行こうと思います。



■ヒューマンドキュメント■

つながる向こうに--たかみくにおさん(公益社団法人 認知症の人と家族の会 代表理事)

 廊下にウンコが落ちていた。着物の前が濡れている。養母がアルツハイマー症になったのです。

 なんでも食べる。

 認知症に詳しい医師に会って救われたようです。

 「介護の基本は、家族同士が集まって交流し、励ましあい、助け合うことです。 他の人の話から勇気をもらい、自分の話が他の人に元気を与えるのです」

 2010年で、認知症高齢者の数は208万人、団塊の世代が65歳に達する2015年には250万人にまで増えるだろうと予測されている。

 歴史を見ると一時的には逆流しているように見えても、河は絶対に低いほうへ流れます。

 「家で世話をするのが親孝行とは限りません。専門の施設やプロのサービスを使うほうが、家族に世話されているより本人も幸せなこともあるのです。」



明日への思い

「2足のわらじ」のすすめ--ようろう たけし

自然とともに生きる覚悟を

 ようろうたけしさんは、1937年生まれの解剖学者です。

 軸足を1本にせず、2本足で絶つこと。人工と自然。仕事と遊び。都会と田舎。オンとオフ。どちらか一方に偏るのではなく、二つの生き方を持っておくことです。

 「この道一筋」の意味を履き違えているようです。

 本来の意味するところは、職人さんを称えるものではなくて、『この道』を称えるものなのです。



■思い出

 誰にでも思い出の〈味〉がある。

 確かに失ったときの喪失感は大きい。

 だがそれでも、心に残る思い出があればあるだけ、人生は豊かになるのではないか。

 それらは自分を愛してくれる人が居たと言う証であり、これからを生きる温かい励ましにもなり、力ともなろう。

 懐かしい思い出を大事に抱きつつ、今年もまた周囲のかけがえのない人たちとの新たな思い出を一つでも多く作って行きたい。


 以上、生きる指針になるような言葉を抜き出してみました。

 見えなくなった「からこそ」○○が出来るようになったとか、幸せになったとか、将来言えるように今努力を惜しまないようにしたいと思います。

 もりやまりょうこさんの「 人生とは、得たものによってではなく、さらに高みへと向かおうとする心を燃やすことによって、つむがれてゆくものかもしれません。」という言葉が好きです。

  


Posted by 熊さん at 17:45Comments(0)

2012年03月06日

定年人生を心豊かに

ラジオ深夜便 2012年2月号 No.139
(財)NHKサービスセンター


2012年2月一日  発行
2012年2月  点訳

第2巻から記事を二つ紹介します。

明日への言葉

定年人生を心豊かに

byおかだよしろう

 300年ほど前、尾張藩の重臣「よこいやゆう」は、53歳で職を辞すると、82歳で亡くなるまで風雅な隠棲生活を送っています。

 彼は、老後の生き方指南書「うずらごろも」を人に見せるためではなく自分の記録として書いています。

 「人生は有限だからこそ」

  今よりずっと寿命の短かった時代に、やゆうは82歳まで長生きしています。

 自分の役割を常に開発していく。

 常に外部のものを取り込む仕掛けを持って、閉じ篭らない。

 即ち、自分なりのテーマを見つけて、そこに向って挑戦して行く気持が大事なのだと思います。


 『げんしてつろく』のなかで、いっさいは、老人が心の健康を保つための四つの要件を挙げています。

 「わえき」「しぜん」「しょうよう」「りゅうどう」

 気持ちよく忙しいのがいい。暇過ぎるのは良くない。

 「老いを忘れて、老いを忘れず」


 魅力的な人間であり続けることが大事だと思います。

 「社会的な存在感」「美的な価値」「未来展望」の三つを兼ね備えている人だろうと思うんです。


 ユングの幸福の5条件:

(1)心身ともに健康であること。

(2)朝起きて、今日やることがあること。

(3)美しいものを見て美しいと思えること。

(4)楽しい人間関係が保てること。

(5)ほどほどにお金があること。

(2011年11月6・7日放送)



今月のエッセー

 カラビナの使い方

byいけうちおさむ(1940年生まれ)

 「カラビナ」(カラビーナーハーケン)を仕事部屋兼書斎のカーテンレールに取り付けた。

 カーテンレールは丈夫なものにした。

 全体を3分割して、順に、日常、文化、旅行(山行を含む)。

 改定しながら20年になる。

 必要なものを素早くカラビナから外して行く。

 当節のカラビナは形も色もアクセサリーのように洒落ている。

 カバンに取り付けてこ袋を下げるのも便利のようです。

 私もカラビナを今愛用のザックにつけてみようかな?



  


Posted by 熊さん at 17:13Comments(0)

2012年03月05日

抗がん剤は効かない

抗がん剤は効かない
近藤誠【著】
文藝春秋

2011年5月15日  発行
2011年12月  点訳

 コンドウマコトさんは、1948年生まれの医学部講師です。

 この本の趣旨は、抗癌剤による延命効果は実証されていない、ということです。

 むしろ、抗癌剤には毒性があり、副作用が強いということです。


第1巻

まえがき

 固形癌には、抗癌剤は効かない。即ち癌を治癒する力も延命効果もないということです。


1章 抗がん剤は効かない

 タシカニ、急性白血病や悪性リンパ腫など「血液癌」の多くは抗がん剤が第1に選ばれるべき治療法で、標準治療といえます。

 しかし、主隆を作る固形癌には効かないのです。即ち、延命効果はないのです。

 では、何故、抗がん剤は認可されるか?

 研究者と製薬会社との経済的結びつきがあります。


2章 対談:患者代表・立花隆、近藤誠に質す

 抗がん剤が選ばれるべき癌として、血液癌、子どもの癌、子宮柔毛癌などがある。

 なしもとわたる芸能レポーターは、2ヶ月で死んだ。抗がん剤が命を縮めたとしか思えない。数回目の抗がん剤投与で死んでいる。

 癌患者の排泄物にも抗がん剤の毒が出るので手などについたらすぐに洗いましょう。

 癌患者を治療する鍼灸師は注意すべき点ですね。

 皮膚からの分泌物や微量の血液から抗癌剤の毒性に晒される危険があるからです。


第2巻
続き

 著者は癌治療と寿命は異なると主張しています。癌治療してもしなくても寿命は変わらないという主張です。

 癌は自分自身であって、必然性でできている。


3章 「効く」とは何か

 問題点の第1は、抗がん剤は「殺細胞毒」なので、毒性による「縮命効果」や、「QOL(くおりてぃおぶらいふ。生活の質)の低下が見られることです。

 ステロイドを併用するので快方に向かっていると錯覚する。抗癌剤の効果ではないのです。

 抗癌剤を投与しても延命効果がないとすれば、抗癌剤で苦しむより自然にまかせ楽しいことをして暮らすのが一番ということになります。


4章 すべての批判に答えよう

 なしもとまさるさんの死は抗癌剤が毒であることを立証している。


5章 なぜ錯覚するのか

 癌への恐怖から逃れるために抗癌剤を選んでいませんか?

 ホスピス(緩和ケア)も選択肢の1つですね。

 ロキソニンと胃薬を併用する誤り。胃薬は強い副作用があるので止めましょう。

 医者がある薬と併用して出す胃薬にこんな恐い副作用があることを知り驚きました。

 胃を荒らすからそれを防ぐための胃薬が実は胃袋を壊していたのですね。


第3巻
続き

6章 どんな毒性があるのか

 癌細胞も正常細胞も遺伝子は同じ。

 実験では、作製されたiPS細胞から癌細胞が発生するらしい事が知られています。


7章 抗がん剤臨床試験データの補足

 抗癌剤と放射線治療の併用にも言及しています。


8章 分子標的薬臨床試験データの補足

 手術で癌部位を摘出したり切除することに関して著者の考えは?

 確かに術後の抗癌剤適用は避けるべきだとは思いますが。


第4巻
続き

 抗癌剤の薬剤費は月約65万円。毒性があるにも関わらず。


9章 では、どうしたらいい?

 転移による痛みや苦しみは取るべきです。

 ゆるぎなき自己を確立することです。

 体重の減少する食事療法は危険です。抵抗力が弱くなるからです。


10章 がんもどき総決算

 早期発見理論は破綻しています。

 癌が発見されても放置しておけば命は治療した場合と変わらないのです。

 手術により癌が転移してその数が増す例が多いようです。

 転移の対処法として抗癌剤は止めましょう。

 定期的検査が寿命を縮める場合もある。

 退職したら定期健康診断も人間ドックも止めましょう。


あとがき

 抗癌剤に延命効果はなく、毒薬に分類されているものが大多数。

 抗癌剤は命を縮めるのです。


 以上読み終えました。

 ある主の癌を除いて抗癌剤は副作用が強く、延命効果がないことを理解できました。

 私の親父は98歳で胃癌で自ら治療や手術より死を選びました。

 しかし、この本をもっと早く読んでいれば、胃袋への栄養補給で親父はもっともっと長生きできたことでしょう。

 入院してベッドに寝たきりにされて親父の筋肉は衰え、体力も衰えました。食欲もガタンと落ちました。

 もしこの本をもっと早く読んでいたら、入院させたとしても癌治療より栄養補給を考えたでしょう。

 親父は家に帰ろうともがきベッドから何度も落ちたそうです。

 すると、高齢の親父がベッドに縛り付けられ、ベッドを高井鉄の柵で囲まれ親父は動く自由を奪われました。

 それで急激に筋肉、特に大腿筋を含む脚の筋肉が細くなっていました。

 腕はそれほど細くなっていませんでした。

 私は距離的に離れていましたが、この本をもっと早く読んでいたなら親父を退院させて家で自由に動いてもらったことでしょう。

 胃袋が癌細胞で狭くなって流動食しか通らない状態であったのですが、家出自由に動いて自分で流動食を時間をかけて補給していたなら、親父は100歳以上延命できたに違いないと今は確信できます。

 私は癌と診断されたら高ビタミンC点滴と笑いCDで自ら治癒させてみたいと思っています。

 抗癌剤治療を受けないことを家族に伝えておこうと思っています。

  


Posted by 熊さん at 17:22Comments(1)

2012年03月01日

2012年3月1日blog引越し

 2012年3月1日(木曜日)、新たな気持ちでこのblogへ引越しです。
 従前同様皆様ご愛読くださいませ。
 私は全盲でまったく見えませんのでコメントへの返事も画像認証があるのでできません。
 しかし、皆様のコメントは嬉しく読んでおります。
 どうぞ気軽にコメントくださいますようお願いいたします。
  


Posted by 熊さん at 22:05Comments(0)