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2015年05月14日

100ページの文章術  

100ページの文章術  
酒井聡樹(著)
共立出版株式会社


2011年3月15日  発行
2012年 9月 3日  デイジー化


 本のタイトルに引かれて読み始めたがタイトルに反してこの本はわかりにくい。

 今まで数冊この手の本を読んだことがあるが、この本は面白くないしわかりにくい。

 なぜだろう?

 100ページ程度の文章とは具体的に何を対称としているのか?

 入試や入社のような小論文であれば100ページに満たないだろうし、卒業論文、収士論文、博士論文のような学術論文であれば100ページを超えるだろうし、小実験のレポートやエッセイ程度しか私は思い浮かばない。

 ところが著者は「はじめに」の項で「例をあげるならば、学術論文・レポート・小論文・エントリーシート・評論文・意見文・提案文・説明文・案内文・報告文などである」と述べている。

 このように本のタイトルに矛盾して前提となる対象が焦点ボケしているのでわかりにくく面白くないのだろう。

 各々の対象により文章は異なるはずなのに最小公倍数的に横断的に述べているので読むほうはまったくわからない。

 対象ごとに項分けして説明すればわかりやすいと思う。

 焦点の定まらない対称すべてを網羅しようとするから文章がくどくて重複して同じことを繰り返している。


 第1章で「わかりやすい文章を書こう 」と言いながらなんとわかりにくい文章だろう。

 読み始めても対象がわからない。

 小論文ではないかとも思えるがピンと来ない。


 第2章で文章の構成要素をくどくど述べている。

 ここでもどのような論文あるいは文章を対象にしているのか読むほうはわからない。

 対称により構成は異なるはずなのに違いが一目でわかりにくい。

 もっとコンパクトにわかりやすくできないのだろうか?


 第3章で「文章全体としてわかりやすくする術」と述べていながら、この本ほどわかりにくく退屈な本は珍しい。


 これ以上読み進める気持にはなれないので中止する。












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Posted by 熊さん at 09:37│Comments(0)
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