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2015年06月03日

1億総自己ベストの時代

1億総自己ベストの時代
高橋 佳子(著)
三宝出版

2013年12月15日  発行
2015年1月  点訳


 このホンに書かれていて私が感動した部分を抜粋してみます。

第1巻


 アメリカから車いすで日本を訪れていた18歳の少女とその御家族に東京の案内をすることになりました。


 彼女はバレーボールの選手でしたが、2年前に交通事故により背骨を骨折、下半身不随となり、以降車いすにも一人では乗れない身体になっていたのです。


 浅草の浅草寺を訪れ、仲見世通りを進んでいた時、彼女が、「本堂を見たい」と言い出しました。


 本堂は、そこから数メートル上にあります。


 「どうやって石段を登るのだろうか。 きっと自分とお父さんが車いすを持ち上げるのだろう」と斎藤さんは考えていました。


 本堂前の石段は、年末でもあったことから、人があふれかえっていました。


 すると、突然、彼女は人目もはばからず車いすから転げるように降りるとわずかに残っている左ひじの力で這うように石段を一段一段登り始めたのです。


 あまりの唐突な出来事に、斎藤さんは、周囲の人たちと一緒に息をのむようにその様子を見守りました。


 周りの目を少しも気にせず突き進む彼女のように自分も生きたかったと思ったのです。


 どうですか?私はこの文章に眼がしらが熱くなりました。



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Posted by 熊さん at 11:53│Comments(0)
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